業務の隙間を埋める技術メモ。

「それ、作れるか?」より 「それ、作って大丈夫か?」を考えたい。 業務で“ちゃんと使える”かどうかを、 実際に手を動かして確かめたログを残しています。

どんなフローに対応するのか、フローイメージをリストしてみる

汎用汎用といっても、神羅万象すべての出来事に応えるフローを作る必要はないですよね。たとえば、毎日ログボで1回だけ申請できるみないな、ソシャゲ仕様の承認フローを作っても、ビジネスの局面ではまあ笑えるけど間違いなく使えないわけで、ある程度どんなフローが必要か洗い出してみました。

 

以下の内容のフローに対応する汎用承認フローを作ってみようと思います。

  1. 基本承認フロー

    最もシンプルなフロー。申請がトリガーされると、あらかじめ設定された1人の承認者に承認依頼が飛ぶ。承認者が「承認」または「却下」の判断を下して終了する。

  2. 多段階承認フロー

    申請が、課長→部長→社長のように、特定の順序で複数の承認者を順に回るフロー。前の段階の承認が完了しないと、次の段階に進まない。

  3. 条件分岐承認フロー

    申請内容(例:金額、部門、申請種類)に応じて、承認ルートや承認者が変わるフロー。「もし[金額]がX円以下ならAさんに、それ以上ならBさんに承認を依頼する」といったロジックで構成する。

  4. 並列承認フロー

    複数の承認者(例:関係部署の担当者全員)に同時に承認依頼を投げ、全員の承認が揃って次のステップに進むフロー。Power Automateの「並列分岐」機能を使って構築する。

  5. 混合承認フロー

    多段階承認と条件分岐を組み合わせた、より複雑なフロー。例えば、「金額によって承認段階が変わり(条件分岐)、各段階で上司から順番に承認を進める(多段階)」といったケースに対応する。

  6. 動的承認フロー

    ExcelマスタやSharePointリストなどの外部データソースを参照し、申請内容に応じて承認者を動的に決定するフロー。承認者が変わってもマスタを更新するだけで済み、フロー自体を修正する必要がない。

  7. 承認・レビュー分離フロー

    複数の評価者(レビュアー)が同時に承認可否やコメントを提出し、そのレビュー結果を最終決裁者が確認した上で、最終的な承認判断を下すフロー。評価者には判断権がなく、最終決裁者に権限がある。

  8. 期限付き承認・エスカレーションフロー

    承認依頼に期限を設け、一定期間内に承認が行われない場合に、自動的にリマインダーを送信したり、より上位の承認者に依頼をエスカレーション(差し戻し)したりするフロー。

  9. 却下の後の再申請フロー

    承認者が申請を「却下」した場合、その理由を申請者に通知し、申請者が内容を修正して再申請できるフロー。却下された申請が死のフローに戻る。

  10. 承認と通知フロー

    承認が完了した後、その結果(承認済みまたは却下)を申請者や関係部署にメールなどで自動通知するフロー。単なる承認だけでなく、情報共有までを自動化する。

次から実際のフロー作成を進めてみますよ。