業務の隙間を埋める技術メモ。

「それ、作れるか?」より 「それ、作って大丈夫か?」を考えたい。 業務で“ちゃんと使える”かどうかを、 実際に手を動かして確かめたログを残しています。

NetSuiteで「受注から請求書を発行」してみた【つまずきポイントあり】

 

見積→受注まではできた。
次に必ず出てくるのがこの疑問です。

「で、この受注ってどうやって請求書にするの?」

NetSuiteは
受注=請求書ではない
ので、初見だとここで止まります。

今回は実際に
👉 受注を1件用意
👉 そこから請求書を発行
👉 発行できないケースも確認
までやってみました。


今回やること(ゴール)

  • 受注から請求書を作成する

  • 請求できる条件を確認する

  • 「請求書が作れない」原因を理解する


事前条件

  • 見積から作成した受注が1件ある

  • 商品明細が入っている

  • 請求書を作成できるロール


結論を先に言うと

受注を作っただけでは請求書は出せない場合がある

👉 商品タイプや設定によって
「請求できるタイミング」が違う。

ここがNetSuite初心者最大の罠です。


手順① 請求対象の受注を開く

取引 > 販売 > 受注

一覧から、請求したい受注を開きます。


手順② 受注画面を確認する(重要)

まず以下をチェックします。

  • ステータス

  • 明細行に「請求対象」になっている商品があるか

👉 この時点で 請求ボタンが出ない 場合があります。


手順③ 「請求書を作成」ボタンを押す

受注画面上部に表示される:

「請求書を作成」
(Create Invoice / Invoice)

ボタンをクリック。


手順④ 請求書画面で内容を確認する

請求書画面が開いたら、以下を確認。

  • 顧客:受注から引き継ぎ

  • 商品明細:数量・金額が一致

  • 請求日:必要に応じて修正

👉 問題なければ 保存


手順⑤ 請求書PDFを確認する

保存後:

  • 「印刷」または「PDF」

  • 実際の請求書レイアウトを確認

👉 ここまでできれば請求書発行完了。


請求書を発行してみた結果

  • 受注 → 請求書は 一方向

  • 請求書を修正しても受注は変わらない

  • 受注側には「請求済み金額」が反映される


つまずきポイント①「請求書を作成」ボタンが出ない

原因①:商品タイプの問題

  • 在庫商品

  • サービス商品

→ 出荷や完了処理が必要な場合あり


原因②:まだ出荷していない

NetSuiteでは、

  • 受注=約束

  • 出荷=実績

  • 請求=請求

という考え方。

👉 出荷していないと請求できない設定の場合、
ボタンが出ません。


つまずきポイント② 明細が請求されない

原因例

  • 数量が0

  • すでに全額請求済み

  • 明細行が「請求対象外」

👉 明細行のステータスを要チェック。


つまずきポイント③ 請求したはずなのに売上が立たない

理由

  • 会計期間がクローズ

  • 勘定設定ミス

  • 承認フロー未完了

👉 請求書は「作っただけ」では終わらないことがある。


やってみて分かったこと

  • NetSuiteは
    「受注=請求OK」ではない

  • 商品・業務フロー設計がそのまま操作に出る

  • 「請求できない」はバグではなく仕様なことが多い


よくある誤解

「受注を作ったら自動で請求される?」

❌ されない
👉 明示的に請求書を作成する必要あり


「請求書を削除したら受注は戻る?」

👉 請求金額は戻るが、履歴は残る
(※権限・設定次第)


まとめ

  • 受注から請求書は手動で作成する

  • 商品タイプと出荷状況が超重要

  • ボタンが出ない=仕様を疑う

この仕様を理解していないと、
「NetSuite、請求できない問題」に必ずハマります。